正式名称 ● People’s Republic of China(中華人民共和国)
面積 ● 約960万km2
人口 ● 約13億5700万人(2013年)
首都 ● 北京
言語 ● 漢語(中国語。北方中国語を基とした「普通話」を共通語と呼ぶ。ほかに、北京語、上海語、福建語、広東語など方言に細分化。また、少数民族は独自の言語を使用)
通貨 ● 人民元(1元=約20円 2015年7月現在)
時差 ● -1時間(北京標準時間。新疆ウイグル自治区では、北京時間からさらにマイナス1時間)
政治形態 ● 人民民主共和制
暮らしやすさ ● 物価は全般に安く、品ぞろえも近年は質、量ともに安定してきた。工場の乱立や自動車の急増など、急激な社会発展から大気汚染や水質汚染などの環境問題が深刻である。また、地域によっては反日感情が強く、日々の言動には一定の認識と慎重さが必要である。
現在中国には、世界203カ国からの留学生が約38万人おり(中国教育部2013)、その大部分が北京・上海に集中している。ほかの地域にも独特の地域性、文化伝統があり、語学習得以外の側面を考えると確かに奥深く魅力的ではある。ただし、広大な中国では選ぶ地域により生活習慣から考え方、使われる言語まで異なる。公共放送から流れる普通話は聞き取れても、生活するには方言が不可欠という場合もある。地域の選択は留学希望者にとっては難しい問題ではあるが、語学を習得するという姿勢はどの地域でも普遍であることを念頭に置き、検討すべきである。