大半の留学には学生ビザが必要となる。2015年からビザ申請時にBRP(滞在許可証)の申請も必要になり、イギリスの健康保険加入が義務付けられた。ビザ申請のシステムが頻繁に変更されているので注意が必要である。
学生ビザ
滞在期間が6カ月以上の場合には、学生ビザ(旧Tier 4 ビザ)の申請が必要である。最新情報はhttps://www.gov.uk/student-visaで調べられる。2015年5月31日以降、滞在が6カ月以上の非EEA国籍者に対して、生体認証(指紋のデジタル採取と顔写真のデジタル撮影)付き滞在許可書(Biometric Residence Permit - BRP)」が発行されることになった。入国後、10日以内に郵便局でBRPを受領する必要がある。
また、2015年4月6日からはイギリスの健康保険(National Health Surcharge)への加入が必須となり、ビザ申請と同時に健康保険付加料も支払うことになった。保険料は学生の場合、滞在1年間あたり£300(1年未満の場合は、半年単位での支払い)となる。
申請の際は、現在の英語レベルを証明できる書類が必要である。英国内務省が発表しているSecure English Language Test(SELT)のリストにある英語の資格を提出することが必要とされており、IELTSはSELTとして認められている。なお、Highly Trusted Sponsor(HTS)の資格を持つ教育機関の学位(学士、修士、博士など)取得を目指して留学し、学生ビザを申請する人は、留学先の教育機関が指定する語学力証明を提出する必要がある。
学生ビザを取得するためには、Highly Trusted Sponsor(HTS)の資格を持つ教育機関のコースへの無条件入学許可を取得している必要がある。事前にUK Visas and Immigrationのウェブサイト(https://www.gov.uk/government/organisations/uk-visas-and-immigration)で、その教育機関が認可を受けているかどうかを確認しておく必要がある。
短期滞在でも語学学校などに通う場合は、空港の入国審査の際に学校の書類などを提示し、短期滞在ビザを取得する必要がある。このとき「観光」の入国スタンプで入国すると、語学学校への通学を含む学習行為ができなくなるので注意が必要である。また、6カ月以上11カ月までのコースの場合は、渡航前の申請が必要。
・詳細の問い合わせ先
英国ビザ申請センター
東京オフィス 〒105-0021 東京都港区東新橋 2-3-14 エディフィチオトーコー4階
大阪オフィス 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場 1-3-5 リプロ南船場ビル10階
http://www.vfsglobal.co.uk/japan/japanese
注: 記載されているビザ情報は随時変更になる可能性があるので、上記の英国ビザ申請センターのウェブサイトで確認すること。
ワーキングホリデービザ
2008年11月に、ワーキングホリデー制度「Youth Mobility Scheme」がスタートした。ビザの発給数には制限がある(1年間のビザ発給定員は1,000名)。最長2年間英国で働くことが可能になる。ワーキングホリデーの場合もイギリスの健康保険(National Health Surcharge)への加入が必須で、保険料は 滞在1年間あたり£300となっている。
・詳細の問い合わせ先
英国ビザ申請センター
東京オフィス 〒105-0021 東京都港区東新橋 2-3-14 エディフィチオトーコー4階
大阪オフィス 〒542-0081 大阪府大阪市中央区南船場 1-3-5 リプロ南船場ビル10階
http://www.vfsglobal.co.uk/japan/japanese