留学生はタイ語、英語をはじめとする語学留学が多い。ムエタイやマッサージなど、タイならではのプログラムも開講されている。
基本的な教育制度
1980年代後半以降、私立大学の設立や教員養成学校の総合大学への格上げなどが行われ、大学数が急増している。
タイの教育制度は6-3-3制で初等学校(6年間)、前期中等学校(3年間)、後期中等学校(3年間)となっている。義務教育は前期中等学校までの9年間。高等教育機関には、24校の国立大学、約50校の私立大学、そして多数のカレッジ、教員養成大学、高等専門学校がある。卒業を目指した留学の学生は少なく、多くが私立か大学付属の語学学校でタイ語を学んでいる。
特徴的なプログラム
日本からの留学生の多くは、大学付属の語学学校や私立の語学学校でタイ語を学んでいる。最近では、舞踏、ムエタイ、料理、宝石鑑定、ジュエリーデザイン、マッサージなどのプログラムも開講されている。プログラムの中には、タイの公的資格が取得できるものもある。タイ語以外の外国語を教える学校も多い。プーケット島などリゾートにある学校では、スキューバダイビングの免許が取れたり、現地のホテルで就労体験ができたりするプログラムもある。
社会における教育の位置づけ
国立大学を中心にアカデミックな分野に特化した研究・教育を行ってきたが、近年、中等教育への進学率向上に伴い、高等教育での受け皿として私立大学が増設されてきている。しかし、新設大学の教育水準は古くからある国立大学の水準に追いついていないという見方もある。設立されて数十年の国立大学においても、日本の大学と比べるとカリキュラムの開発や教員のレベルが劣るケースも指摘されている。しかし、最近ではレベルが高くなってきている。
〈留学に関する情報収集先〉
・タイ王国大使館 学生部
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-14-6
TEL:03-5424-0652
http://www.thaiembassy.jp/
タイ政府奨学生に関する問い合わせ、タイ留学に関する簡単な情報を提供。